上記20インチ小径車にSpeedDriveを取り付け、チェーンリングの歯数を変更して見ましょう。
左のグラフは1:1.65のSpeedDrive(SD165)に38Tのチェーンリングを取り付けた場合、
右のグラフは1:2.5のSpeedDrive(SD250)に34Tのチェーンリングを取り付けた場合です。
左右のグラフそれぞれ3個のかたまりがありますが、上がオリジナルの状態。
中と下がSpeedDriveを追加した状態で、中がダイレクトモード、下がスピードモードです。
横軸の数字はクランク1回転で進む距離をメートル(m)で表しています。
オリジナルの変速幅AがSpeedDriveを装着することでBまたはCに広がっているのが確認できます。
一見1:2.5のSpeedDrive(SD250)の方が大きく広がり、良い様に見えますが、SpeedDrive変速時には白い矢印のように飛びますので、1:2.5のときの変化は大きすぎで1:1.65を選択する人が多いようです。
例えば、坂道にかかる前に準備をして、SpeedDrive変速、及びリアディレーラー変速を行い、それから上り始めると言う動作が出来れば1:2.5でも良いでしょう。上り坂の途中のトルクがかかった状態で、SpeedDrive1:2.5の変速を行うとクランク回転数が急激に変わるので使いにくいでしょう。
特性を理解した上で1:2.5(SD250)をご選択ください。
B及びCの左右への位置決めは、チェーンリングの歯数を選ぶことによって変えることが出来ます。
坂道を登るのを重視したいので、スピード(重いギア)は犠牲にして、軽いギアの方をもっと伸ばしたい、場合はチェーリング歯数を少なくします。
逆の場合はチェーンリングの歯数を多くします。
計算が簡単に出来るようエクセルファイルを準備しましたので、自分の自転車の条件を入力し、SpeedDriveを付けたときにどうなるか?
何Tのチェーンリングが良いかを検討してみてください。
転がり計算表
BD-1
ブロンプトン(Brompton)
キャリーミー(CarryMe)
ストライダー(STRIDA)
等のシミュレーションもファイルでご覧になれます。
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