2016年12月4日:台北市内
今回は台北市内の観光スポット?を自転車で回ってみました。台北旅行の参考になるかもしれません。観光バスも良いですが、台北市内の公共交通手段の底辺をなす「You-Bike(Uバイク)」を利用してもめぐれるコースです。Uバイクに関してはこちらを参考。http://www.taipeinavi.com/play/476/
台北駅からスタートです。
台北の駅前、道路の反対側には新光三越デパートのビルがそびえています。台北101が出来るまでは台北で一番高いビルでした。地上階には百貨店の各フロアー、更に上層階には高速エレベーターでレストラン街へつながっています。地下は食料品売り場で、ここでしか買えない日本の食品がそろっています。台湾駐在の日本人にとってはありがたい場所ですが、値段はかなり高めです。
次に向かったのは「台湾総統府」です。昔むかし日本の建築家が建造した建物で、平日午前中は内部が一般公開されているそうです。台湾総統の蔡英文氏はここで仕事をしているのでしょう。
本日報道された2日のアメリカ次期大統領トランプ氏からの電話もここにかかってきたのでしょうか? |
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次は国立中正紀念堂です。蒋介石総統が逝去した時に哀悼の意を表す目的で建造されたとされています。敷地内は学生がダンスをしていたり、観光客が記念写真を撮っていたりしています。自転車は入り口に置いて、歩いて入って行きました。
西に進み、龍山寺です(写真下左)。いつ来ても多くの人がお祈りをしています。
さらに若者でにぎわう西門町です。(台湾の原宿と呼ばれています)(写真下右)
お腹がすいてきたのでガイドブックにも載っているらしい小さな牛肉麺屋さんで昼食を取りました。
店の名前は黄色い文字か?麺大王しか読めません。大きなおわんに入っているのは薬味(酸菜)なんです、みんなどっさり入れます。牛肉麺のスープには基本形が3種類有ります。
1.清燉牛肉麵:透明のさっぱりスープです。
2.紅燒牛肉麵:牛肉麵と言えばこれだという独特の代表的スープ。味をなんと表現してよいか分かりません。
3.番茄牛肉麵:紅燒スープにトマトを煮込んだこってり系スープです。
これに牛肉と麺の組み合わせで各店の特徴が出てきます。ここのお店は番茄牛肉麵で牛肉がやわらかく、麺が太いのが特徴でおいしいです。酸菜も山盛りで準備されていてGoodです。
ちょっと気になったのがメニューです。「牛肉拉麺」と有ります。「牛肉麺」ではないんです。
「拉」(ラー)は引くとか、引っ張ると言う意味で伸ばして伸ばして麺がだんだん細くなっていくイメージを持ちます。拉麺(ラーメン)の語源だと思います。でもここの麺はうどんなのです。
もし仮に店長に質問しても答えは一つです。引っ張ってこの太さで出来上がりなんだ。
店の小道を出るとそこは「カメラ街」カメラ屋さんがずらっと並んでいました。ここでカメラのアングルミスが発覚。秋葉原の上になんて書いてあるか気になって仕方が有りません。
ここから信義路を東へ台北101をめざして進みます。歩道には自転車レーンが表示されており便利ですが、石畳が多く、どうしても車道を多く走ってしまいます。ツツーーーと走っていると人だかりが???
近寄ってみると全員日本人観光客です。そうです、ここも一つの名所「鼎泰豐 本店で小籠包食べなきゃ、来た意味無い症候群日本人歩道はみ出し」スポットです。はるかなる昔からの超人気スポットですね。
実は他のお店の小籠包も同じくらい美味しいのです。(私には味の違いは分かりません、どこでも同じ味)
更に西へ進むと台北101です。地上101階建て509mの台湾一の超高層ビルです。展望台に行くと見れますが、87F-92Fのところに直径5.5m661トンの振り子が入っています。有料の88-89階の展望台からさらにお金を払って、91階の野外展望台にもいけます。(写真右)
ここから左に曲がり北上します。
見えてきました。日本のテレビでも報道していましたが、熊谷組の子会社、台湾 華熊營造股份有限公司が建設中の「陶朱隠園」(写真下)です。最上階は45億円?ホンハイ/シャープの会長さんが2戸購入予定とか?エレベータは車ごと載り、自分の階に駐車するんだとか。と言うことは、、、エレベータは回転してるんですかね?
自転車で周りを走ってみましたが、静かな高級住宅街にひときわ目立つ「ねじれビル」です。
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饒河街觀光夜市の横から基隆河に出てサイクリングロードを西に向かいます。
松山空港の端から大直橋を渡り対岸の一般道を走ります。
最初に出てきたのは「国防部空軍司令部」です。飛行機の翼をかたどった立派な門構えを写真に撮ろうとしたら、マシンガンを持った空軍兵士が威嚇射撃、ダダダダダ、、いやビービービーと警告の笛を吹いてきました。撮影禁止の命令です。絵がないもの寂しいのでグーグルストリートビューから写真を拝借して載せました(写真左側)。兵士さん私が撮った写真ではありません、信じてください。しばらく行くと今度は「いかり」が門前に、そうです「海軍司令部」です(写真右側)。こっちでもマシンガンの兵隊さんが睨んでますので、グーグルストリートビューです。なんかどっちも緊張感がピリピリ伝わってきます。トランプさん直通電話でなんか言ったんじゃないの?最近決まったアメリカ次期国防長官マティスさんが台湾国防部に電話したのかも。
更に行くと「忠烈祠」(ちゅうれつし)ここの衛兵2名は1時間動きません。1時間ごとに衛兵交代の行進セレモニーが有ります。こちらの兵士は銃を持っていますが銃弾は入っていないのではないでしょうか?
観光客が一緒に写真を撮っているのでピリピリとした緊張感はありません。
辛亥革命、中共との戦いで戦死した約33万人の兵士の霊を祀っている場所だそうです。
隣の公園には大砲が、台湾ではよく公園に昔の兵器が展示されています。子供たちになんと説明するのか?
徴兵制度のある国なので、あまり抵抗もなく、これも有りなのかもしれません。
日本の公園には有りませんね。
少し北に移動し、「國立故宮博物院」です。観光バスがどんどん入っていきます。全部外国人でしょう。
中に入るとほとんど中国人でした。服装で分かります。原色系のはでな服を着たおばさんが目立ちます。
その中にセーラー服の少女たちが、、、広島から来た女子高生でした。
そして最後の名所は1年前まで当店ギアステーションが近かった、士林夜市です。
ここで一休みをしたら台北駅へ戻ってバスで帰宅です。
今回は台北市内を走り名所巡りと共に、政治/軍事/観光/牛肉麺、と幅広く薄っぺらい御報告でした。
全行程45Km,高低差ほぼ無しでした。
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