サイクルイベント by ギアステーション

2017年4月2日
ずっと雨が続いていた台湾北部ですが、最近やっと太陽が見えるようになってきました。今日は久しぶりの晴天です。
龍潭大池経由で新竹方面に向かう、初チャレンジコースです。
桃園の自宅から、内歴、中歴方面に向かって走ります。このへんは駅もなくバスでつながれた地方の町です。どこへ行っても街が点在しています。

そして街と街の間は広大な農地が続きます。

龍潭大池が近づいてくると大きな街中に入っていきます。定番のマクドナルドやケンタッキーが並びます。

大きな公園には、いつものように兵器が陳列されています。戦車の前で自転車遊びをする子供。

地対空ミサイルの前で会話が弾むママ友たち。ミサイルの名前は「勝利女神力士型防空飛弾」

日本では考えられない情景ですね。徴兵制度のある台湾では兵役は当たり前です。子供達も知っていることでしょう。
龍潭大池に着き、一休みです。ここからは3号線の山道に入っていきます。

3号線は片側2車線に、バイク車線があり走りやすいです。急な登りもなく、下りもブレーキをかけずに25-40Km/hで、自転車にとってはとても快適な路が続きます。

走行距離40Km付近で大きな河に出ます。大きいと言っても水の量はわずかで岩や砂利の川幅がひろい地形です。
ここまで来ると新竹方面からの鉄道が来ています。
(一番下の地図で、走行軌跡の一番下の部分です)
(最近のグーグルマップは鉄道がはっきり出てこないのがイマイチですね。)
台湾鉄道・内湾線です。未電化の単線ですが、1時間に1本程度走っています。新竹までは道路がほぼ線路に沿っていますので、疲れたらいつでもディーゼル車?に乗れる安心感がうれしいです。3号線がぶつかるのは横山駅付近です。下の写真は橋の上から反対車線越しに内湾線の線路を撮ったものです。今回はここから新竹方面へ行きますが、次回は内湾や北埔老街へ行ってみると言うバリエーションもあります。


踏み切りです。ここからは線路が河沿いを走ります。電車?がめったに来ないからと言って線路内に入ると「伊代ちゃん・優ちゃん事件」になってしまうので注意が必要です。

古い路線なので、古い駅かと思いきや、すっきりとした無人駅でした。きっと内湾方面は情緒を残した古い駅が残っているのでしょう。(期待)

竹東駅はそこそこの古さを残した駅舎です。ディーゼル車は期待通り超オンボロでした。通り沿いのお店でチャーハンを頂きました(60元)。お店の人が無料の飲料(自家製紅茶)を水筒に詰めていけ、と言うのですが、残っているポカリスエットと混ざった味が想像できなかったため、丁重にお断りして出発です。

線路沿いをひたすら走っているとサイクリングロードの看板についつい引き寄せられて河沿いのサイクリングロードを走っていました。妙な予感はしましたが、しばらく気持ち良く走っていると、、、行き止まり!!!です。看板まで逆戻りしなくてはなりません。

仕方なく一般道に戻り新竹を目指し走ります。再び妙な予感?がして反対車線を見ると「松屋」日本料理?
違います。日本料理では有りません。「にほんりょらり」です。日本人でありながら「う」と「ら」が似ていることを始めて思い知らされました。
余談ですが、台湾には間違い日本語の看板がいっぱい有ります。私の見解では「ワザとなんです」単なる受け狙いか、またはお客さんに「日本料理の味がしない」と言われたときに、だって「りょらり」ですから。と言い訳するためのものなのです。それが証拠に台北の「マッサー」とかの間違い看板は絶対に日本人が注意しているはずなのに、数十年間直す気配すらないですから。
本来の意味を分かってもらうには、なんの字を何の字に間違えたかすぐ想像できる間違いでなくてはなりません。結構高度な技なのです。「う」が「ら」、超高度ですね。裏で日本人が操っているのかもしれない、台湾の間違い日本語文化でした。

なんとも奇妙な街に来てしまったと、きょろきょろしていると、
「美麗華 東京六本木」というビル(写真左)や「東京猫猫」と言うお店(写真右)まで出て来る始末。
そろそろ家に帰らねば。頭が、、、

写真左は「新荘」駅、台北の地下鉄駅と同じ名前です。台湾には同じ名前の路(中山路とか民生路とか)はいっぱいありますが、同じ名前の駅を見たのは初めてでした。真新しい高架のホームを持った近代的な造りです。走っているのはオンボロディーゼルカーですが。この辺の駅にはスーツケースを転がしているお客さんが目に付きます。
考えてみると分岐線の「六家線の六家駅」で新幹線の新竹駅に接続しているのでした。
写真右の「北新竹」駅から「内歴」まで切符を買って、電車で帰りました。

本日の総走行距離は70Kmでした。